僕とドキュメンタリー映画 |
「ゆきゆきて神軍」、東京のアート系劇場ではヒットしていましたが映画の内容が内容だけに、在阪のアート系劇場は二の足を踏んでいました。にっかつ(普段はロマンポルノ特選上映館)の劇場だったのですが、アート作品や特選作品のモーニング上映など企画上映をしていたこともあり、なりよりも東梅田の一等地の地の利が魅力的だったのでしょう、上映方法でにっかつに、劇場保証(一定の売り上げを保証)することで折り合いを付けて上映にこぎつけました。劇場の外装や内装を劇団「維新派」の方たちに手伝ってもらって、即席のアート劇場を作りました。
映画の上映は、一年近くに及ぶロングラン上映となり、そのことが独立してアート系劇場「シネマ・ヴェリテ」の設立へと進んでいくきっかけでした。その頃は、今回見た映画「107+1」と同じ心境、動けば変わるです。・・・・まあ、僕も若かった・・・・・・・・。
7年前、映画関係の事から一切足を洗い、朽木小川へお山暮らしに来ました。昨日の試写会、スクリーンで映画を見るのは何年ぶりですか。劇場映画は、素材を監督の思いと指示で各セクションが分業で作り上げて構成する総合芸術、ドキュメンタリーは読んで字のごとくで、フイルムを通して同時体験型の映像だと僕は思っています。
昨日の映画、沖縄で若者たちが自分の生きる道を見出すために、ゴミ拾い、沖縄から鹿児島までの航海、アフガンの子供たちにマフラーを届ける・・という行動を追いかけたドキュメンタリーと「動けば変わる」というメッセージを伝える監督自身のドキュメンタリーでもあります。「動けば変わる」・・高島で今、一番必要なことかも・・2時間という長編ですが、引き込まれて、涙して、勇気をもらう映画です。表情があまり外に出ない、という近頃の若者、太陽の下での彼らの笑顔はとても印象的でした。
この映画が、今回の実行委員長のパーコさんの小さな動きを高島での大きなうねりに変えるかもしれません。
今週から暫くは事情があり、大阪・枚方通いです。大阪日記が増えるかも・・今問題の高島病院へのチョッと参考かな?のデジカメ散歩も入るかも・・。というわけで、今日は、お昼過ぎからゴン太共々大阪目指してお山を下ります。
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