古道・サケビ越え・・・朽木桑原から朽木平良へ |
「峠まで、飼っていた犬が迎えに来てくれた・・・」と、古老が話していました。朽木市場の中学校寄宿舎から、休みになると歩いて雲洞谷からサケビ峠を越えて、朽木桑原の自宅へ。休みが終わって寄宿舎に帰るときは、「犬がここまで見送ってくれた」とも。
今でも、道幅も広く歩きやすい、古道です。サケビ峠には、お地蔵様が置かれて、朽木平良へ向かう道との分岐にもなっていました。そのお地蔵様、20年近く前に盗まれてしまい、今はありません。石の道標だけ残っています。
オクヤマの朝。曇り・気温13℃。
今日も曇りのち晴れ・・・朝チャイを飲んだら、朽木桑原からサケビ峠に登ることに。
コン太号を、朽木桑原の登山口近くのPスペースに停めて、古道・サケビ越えを登ります。人工林の中を暫く進むと雑木林に、それを抜けると人工林につけられた道がサケビ峠まで続いています。
人工林、杉とヒノキが植えられているんですが、行ってみると、根こそぎ谷に向かって倒れたり折れたりしています。まるで、怪獣が踏み倒して通ったのでは、そんな感です。台風24・25号の大風での被害ですかネ。
木が倒れたところ、見晴らしが広がっているので、思わずデジカメショットをしましたが・・・その根がえりで倒れた杉や雑木で、完全に登山道が塞がれていました。
倒れた木の下をくぐったり、倒れて塞いでいる箇所やえぐられている箇所は、斜面を登って大きく迂回して、再び道に出る。山側に迂回、急斜面なので足元注意で、山肌を横切りましたヨ。こんな状況がサケビ峠手前の雑木林まで続きました。
▼正面尾根・・・朽木桑原・経ヶ岳か朽木小川の思子淵神社横に下りてくる、高島トレイル・思子淵コースを望む。
サケビ峠で、やれやれの一服お茶タイムを。
朽木桑原に来た道を帰るのは危なくて大変なので、朽木平良へ下りることにしました。
尾根下沿いの道を暫く歩くと、ブナが残る尾根にでます。十数本のブナやミズナラが・・・・だったんですが、数本が根返りしたり折れたりしていましたヨ。けっこう大きなブナなんですがネ。
朽木平良まで続く道、こちらも倒木などがありましたが、「サケビ峠までの比ではないなぁ」と言いながら、針畑街道近くまで下りてきたら、道を塞ぐように谷一帯の杉が、ひっくり返っていましたヨ。
朽木桑原まで針畑街道を歩いて戻り、止めてあったコン太号で帰りましたが、通常のルートタイムの1.5倍はかかりましたかネ。
久しぶりにサケビ峠から朽木平良に抜けるコースを歩いたんですが、台風での倒木被害がでている所を除くと、サケビ峠から朽木平良までは思ったより歩きやすかったです。
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