旧正月・・・奥山の発酵食とイタチの最後っ屁 |
今日は、旧暦で1月1日です。今は、新暦で行事が行われているので、余りピンと来ませんがネ。ただアジア諸国では「春節」「テト」など・・・新年を祝うようです。「テト攻勢」、新聞記事に・・そんな時代も。旧暦では、1・2・3月が春。正月は春始まり、今季の周囲を見ていると、雪も少なく春が・・・なんですが、4日頃から寒波が南下するとのこと。新暦・旧暦せよ、暦発祥地の気候や季節の移ろいに合わせて作られているので、季節感などがチョッとずれたりあわなかったりするんですかネ
ここいら・・正月に食べる漬物として皆さん「身欠ニシンと大根の麹漬け」を作ります。身欠ニシンを米の砥ぎ汁で戻して、大根(ニンジンを入れることも)と麹とで作る発酵漬物です。正月頃に食べごろになるように、漬け込みます。発酵食品なので、独特の匂いと・・・なんですが、なんとも言えず美味しい。ハマルと抜けられない食べ物ですヨ。匂いと発酵食品独特の食味がダメな方は・・・「そんなもん」的ですが、ネ。長崎、白菜などを使った漬物は作りますが、麹を使った発酵漬物は・・・・甘酒は、麹で作っていましたが。
朽木小川に住んで、ボクはこの麹漬けにハマリました。自身でも何回か作ったのですが、地元の味には・・今は、作ったのを貰うのを楽しみにしていますヨ。
写真の「身欠ニシンと大根・ニンジンの麹漬け」は、久一さんの奥さんが漬けたものです・・・オイシイ。お酒のあてにも最高なんですが・・・食べたあと、お腹の中で発酵がより進むのか?「イタチの最後っ屁」が臭いこと、ハハハ。
今、身欠ニシンは高い食材ですが。昔は、「ニシン来たかと 鴎に問えば・・・」との唄のごとく、大量に取れていた時代が。そのニシンを干して乾燥させ「身欠ニシン」として、全国に流通。「北前航路・・若狭湾で陸揚げして、琵琶湖を経由して京や浪速へ」そんなルートで、ニシンも運ばれてきたのでは、と。京都では、身欠ニシンを使ったお上品な京料理に・・雪深い地域では、麹を使い厳しい冬を乗り越えるための保存食にデスカ。
あさイチは、晴れと曇り空が半分づつ。どっちに転ぶのかと思っていましたが、晴れたり曇ったり。吹いている風は、ヒンヤリしていました。家の周囲や日当たりのイイ土手の雪は、すっかり融けてしまいましヨ。でも、4日には雪さんマークが付いているので、焚きつけ薪貯金をしているガレージまで取りに行ったりと・・・
そうそう、今日から長崎では、春節を祝う行事として「2014 長崎ランタンフェスティバル」が、長崎新地中華街をはじめ、湊公園、中央公園、眼鏡橋周辺、浜市・観光通りアーケードなどで行われます。長崎市内の中心部が約15,000個にも及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や、大型オブジェで幻想的に飾られ、街を彩るそうです・・この時季に、一度里帰りをと思うのですがネ
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北前船、鯖街道、そんなルートなんでしょうね。ちなみに私の草津に住む友人はニシン漬けを知らないようです。既製品のニシン漬けを送ってあげたことがあります。子供の頃、私の家でも母が漬けていました。ニシン漬けに限らず当時は沢庵も白菜漬けも、どこの家でも自家製が当たり前でした。北海道のニシン漬けにはニンジンは入りません。代わりにキャベツが入ります。それに大根ですね。ミガキニシンは私はあまり好きではないですが、ニシン漬けのミガキニシンは美味しいと思って食べてました。食文化って、意外な発見があって面白いですね。
オハヨウゴザイマス。
凍てましたが、晴れて日の一日になりそうです。
湖東では、ニシン漬け作らないんてせすかネ。ボクも、朽木に住むようになって、始めて食べました。
キャベツ・・・シャキシャキ感んがあり、美味しでしょうネ。食文化、その地方の気候や風土で、いろいろデスヨネ・・・そして、オイシイ品が多いですよネ。