炭を焼き、麻の繊維をつなぐ技・・・威風堂々のヒキガエル。 |
昔。冬場の仕事は、炭焼き。裏山を歩いていると、炭窯の跡を発見します。今は、針畑で炭を焼いている方はいませんが、ボクが移住したころには、現役の炭窯があり、焼いている方から炭を買っていました。家の持山で、山がない家は「立木の山買い」をして、炭窯を作って・・・焼いた炭は、背からって梅ノ木まで持って行き、出荷していたと。大事な、現金収入源の一つだったようです。
先日、高島市森林組合で買った炭。以前は、今津町椋川で焼いていた炭でしたが、高齢で炭焼きを止めたとのことで・・今は、マキノからと聞いています。どちらも、炭質はイイんですがネ。薪ストーブ・マッキーにバトンタッチするクリスマスまでは、「カセッキー(石油ファンヒーター)とヒバッチー(火鉢)」に活躍してもらわないとネ。
オクヤマの朝。濃い山霧・気温14℃。
朝チャイを飲んだら・・・ご人のナニワ出稼ぎ・出町通いを。通いから帰ると、青ゾラとお天道さまが。なので、トチノ実の天日干しを・・・していると、車が止まり「朽木の知恵と技発見・復活プロジェクト」のメンバーが。これから、11月20日・朽木資料館「茅葺の民家」で開催される、「苧績(おう)み体験」の実演をされる方と打ち合わせに、とのこと。朽木小川・在所の方も、実演者として、お二人参加されますヨ。
そうそう・・・・・『鳥取県智頭町の大麻栽培者の許可を得て麻栽培による町おこしに取り組んでいた会社代表が大麻取締法違反の疑いで逮捕された・・・・・・』産経新聞 配信 記事が。
「鳥取県智頭町へ、一度見学に行きたいネ・・・」と、朽木の知恵と技発見・復活プロジェクトの「麻仕事の聞き取り調査」メンバーと話したことが。
ご人も、そのメンバーの一人。
昔は、野良着からトチノ実拾いに行く時に持って行く袋など・・・針畑筋でも栽培されて、日々の暮らしの必需品として活用されていたそうです。昭和30年代に栽培が禁止され、また化学繊維などが広く流通するようになり、すっかり麻作りは忘れられていました。また、実際の麻栽培、糸作りや織を知るかたも高齢になり・・・。
そんなこともあり、今回のプロジェクトが文化庁からの補助事業として、NPO法人「結びめ」が受け、『高島市文化遺産実行委員会・朽木の知恵と技発見・復活プロジェクト』として実施を。その一つとして、朽木で「麻仕事の聞き取り調査を」でしたか。聞き取りをする中で、「許可を得て、麻の栽培から、糸作り、そして織り・・・そんな全工程をやってみたい」との話になったことも。
現在、『日本の大麻栽培面積は5ヘクタール、農家は40軒、栽培従事者は58人』だそうです。確か、栽培するには、県知事の許可が必要・・・大麻取締法という法律があので、簡単には許可は下りないそうですがネ。
智頭町は「大麻で町おこし」を目指して、麻薬成分がほとんど入っていない産業用大麻の栽培を・・・移住した若者が手掛けていたようです。町としては、移住・若者定住など、「麻で町おこし」に期待があったのではと。マスコミなどにも取り上げられていましたしネ。
今回の事件、栽培されていたものではなく、麻薬成分がある乾燥大麻の所持でとのことですが。
これから、文化としての麻を復活させようとする取り組み(新たな栽培許可)などに、水を差すことにならなければと、フト。
ひきかえる、いや我が道を行く・・・
昨日。くつきの森でひるメシ弁当を食べて、チョイブラブラ、と。林道で出会った、ヒキガエルくん・・・「これから、どちらへ?」、我が道を行くの感が、ハイ。
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