奥山からのミニコミ紙と映画と自然と動物と(12) |
俳優の若林豪さんとは遠い親戚と、去年のおくんちに帰郷したとき、ひょんな話からおばさんが言っていましたが・・・。俳優さんは、いろんなシーンを演じてナンボの世界ですが。実生活と演じる虚のギャップに悩むことも・・・あるんでしょうが、仕事ですしネ。
昨日、出版の依頼をと思っている、彦根市のサンライズ出版・担当のKさんから見積書が来ました。「カラー印刷で・・・・添付PDFのとおり御見積をご提出いたします。部数が2種類の場合を示してあります。市販(書店流通)分については、定価とお預かり冊数をご相談させていただき・・・」と、丁寧な添付資料が添えてありました。
僕のアクター生活を支えてくれ、たぶん交わることが出来ない多くの人と出会うことができ・・・ゴン太君がいてくれての朽木小川生活ですか。ライカは諦めても、そんなゴンタ君との朽木小川生活のフォトエッセイ・・と。なにかを残さないと、この十数年は虚で終わってしまう気がしているのですが・・・。これからも、アクター生活を続けるのか・・・それとも。
朝の気温10℃、ヒンヤリした奥山です。梅雨晴れ?の青空が広がっています。いつものお勤め「針畑川に洗濯に・・」、いえいえ水温を計りに。それにしても水が少なくなっていますヨ。UPを済ませ、朝チャイタイム・・・・をしながら、ミニコミ紙「朽木小川より No132」の封筒詰に励みます。今号、ゴン太通信の最終号を掲載しました。表紙は、雪遊びに興じるゴン太君の得意笑顔です。宛名のラベル貼り、紙を入れて封を・・・100通チョイの作業です。
それが終わると、田んぼBに入ります。残っていた石垣際を・・・これでお終い。そのあとは、庭まわりの草引きなどを・・・あら、お昼に。
お昼ご飯を済ませてから、久多(京都市左京区)の郵便局へ封筒詰めしたミニコミを持って行きます。帰りに、月曜は定休日だった「お食事処、いろは」に寄って、「昨日、朽木のMさん、訪ねて来ていましたよ」と一声。
針畑街道・久多街道、天気がイイとバイクやサイクリングの人が、近頃多くなったような気がします。ボケっと窓越しに針畑街道を見ていると、平日でもけっこう通りますヨ。帰ってからは、午前中の続きの庭仕事を・・・。
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長嶺英貴の「映画と自然と動物と(12)」
モンドに見る、この嘘ホントの世界~ クリマーティとモッラ
ヤコペッティと大喧嘩して別れ、その後師匠を上回る大儲けをした直弟子がいた。アントニオ・クリマーティとマリオ・モッラ。クリマーティはヤコペッティ映画カメラマンであり、フィルムを編集者したのがモッラだった。2人は ヤコペッティのヤラセの手口を熟知していたが、師匠が考えもしなかったヤラセドキュメントを製作する。アフリカのサファリパークで、車から降りて16ミリカメラでライオンを撮影していた観光客の男が背後にいた別のライオンに不意に襲われ、ついに3頭のライオンに食い殺される現場を 別のカメラマンが偶然撮影していたというショックフィルムだ。この映画こそ、スタントマンを使い、途中で人形の遺体にすり替えて演出した人食いライオンの場面を さも本物のように宣伝して 世界的な大ヒットを果たした「グレートハンティング」である。日本では76年の春に公開され 「ジョーズ」の52億円に次ぐ18億9千万円の大ヒットとなり、この巧妙なトリック撮影は当時誰も見抜けなかったのだった。この
年 刺激的な内容は中学生以下は見てはならないとするR指定が制定されたが、配給元は この場面の前後に流れる世界の数多くの狩猟場面を通して この映画はまさに動物愛護を呼びかけたテーマ性のある記録映画であるとして、一般作として公開。イタリアの高名な作家モラヴィアがナレーションを書き、人間が、生きる為ではなく 遊びとしてスポーツとして数々の動物を殺し自然界を危機に落としこんでいる、これは人類の危機にも繋がるものだというヒューマンで真面目な内容に仕上げている。絶滅の危機にあるコンドルを生け捕って保護しようするハンター達が 塩をタップリつけた羊の肉を砂漠に仕掛け、引っ掛かったコンドルは、お腹一杯食べて水を大量に飲んだ為に動く事も飛ぶ事もできなくなり簡単に捕まってしまう。イギリス伝統の狐狩りを阻止する為、ハンターのワインに下剤を混ぜて、ついに馬と車の衝突事故まで起こさせた「狐を守る会」の若者たち。また、「動物を殺すな」運動の結束の場所に一万人の若者が集まっているが
彼らもまた昼食時間になれば 鳥や豚の肉を食べる、そのいい面の皮。死んだ肉親から狩猟の技術を受け継ぐために 遺体の脳を食べる奇習をニアミ族の血まみれの現場。 翌年、鮫の体内から発見された少女の遺体が話題の続編も公開。ジープを使った刑で 腕がちぎれる「カランバ」、カーレースの事故場面満載の「ポールポジション」のあとコンビは解消。クリマーティはB級冒険映画の監督に。モッラは ムダのない編集技術で 「ニューシネマパラダイス」などの名作に関わることになる。「グレートハンティング」は、その手法がヤラセであれ、数多くの動物たちを絶滅に追いこんだ人間に対する責任を訴えた映画である。実在する動物学者ジーメン博士は絶滅しつつある狼を守る為に 彼らと雪の森の中で生活する。このラストシーンは 動物と人間の平和共存が可能であると 言い切ってみせる。次回は 野獣と人間の共存を描いた映画の数々と
新作「ライフオブパイ」をご紹介したい。
(作品データ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「グレートハンティング」(75年伊) 監督・撮影
A・クリマーティ M・モッラ 脚本・アルベルト・モラヴィア 出演 エリック・ジーメン博士
▼club針畑郷「カエルの学校」のお誘いを・・・今年の「お手植え祭」5月26日(日)に、個性的に手植え完了。そして、6月21日に「草取りと伊勢太神楽の観賞会」の予定、そして、7月か8月にホタルを観る前の「草取り会」を・・・そして9月の中旬、稲刈り・収穫祭。田んぼや田舎暮らしに関心がある方、(kutsukikogawa※yahoo.co.jp)※を@に変えて、メールを下さい。
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★針畑郷へ、「登山・散策、花・風景・雲海写真撮影、ルアー・フライ・渓流釣り」に来られる方へ。大津市梅の木からの針畑街道では、「昼間でも、ヘットライトの点灯を!!」・・・対向車とのすれ違いがスムーズです。