トチ餅とかんころ餅 |
長いお休みも終わって、朝一番の出町通いです。今日は、一日、朽木小川時間で過ごそうと思っていましたが・・・秋晴れですしね。
「長崎からの・・・」とネコさんからお知らせが。お土産と食べたくなったので吉宗の茶碗蒸しと肉まんセットです。お昼前に来る、ネコさんを待ちながら、祝100号になるミニコミ紙「朽木小川より」の印刷にかかります。今回は、コメントを頂いたので、何時もの倍のページ数になっています。本体の印刷が終ると、折って重ねます。その間に封筒や住所ラベルを印刷をしたりと・・・印刷機はフル稼働です。
ネコさんから荷物を受け取り、お昼を食べてからお山をおります。今津の協働交流センターとまこりんの事務所と安曇川の山口邸をまわって、お山に帰りついたのは、18時過ぎ・・・今日は朽木時間で寝ます。
♪運動のあと直ぐに筋肉疲労がでるのは、若い証拠だとか・・・いかが。筋肉疲労がでていない方は、下の「地域ブログ」バーナーをクリック、よろしく願いします。
「七年に一度の為に、30万近くする紋付き袴を・・そろえられんと・・・」、町内の若い方に声をかけると、そんな返事が返ってくることがあるそうです。少子化とこんなご時世、伝統文化を守るのも大変なことです。長崎くんち、約400年前に、「神前にて謡曲『小舞』を遊女である高尾と音羽の二人が奉納したことが始まりとされる。もともとは基督教徒を鎮圧するために長崎奉行・榊原飛騨守の肝煎りで始められた。」とのこと。旦那衆と町衆の手で、長崎の伝統文化の一つとして受け継がれて、今に至っています。人も含めて、また紋付き一つを取っても分かるように、踊り町の人は個人も含めて大変な負担だと思います。官の肝いりで始まったお祭りですが、旦那衆や町衆の意気込みがなければ、今日まで延々と守れなかったのではと思うのですが・・。
その400年前に芽吹いたトチノキの巨木(幹回りが5.5m)など、幹回り1m以上のトチノキが朽木地区には100本近くあったそうですが、其の半数が伐採されたか売約済みになっている、と言う新聞切り抜きをTさんのブログで見ました。
近くの山でも、伐採されたトチノキがヘリコプターで搬出されるのを見たことがあります。また、観察会を主催した方が「伐らなくていいよう、トチ巨木の価値が社会的に・・・」、県と連帯して・・とのコメントも載っていました。
朽木に来るようになって始めて「トチ餅」を食べました。朽木朝市や道の駅、地元名産品になっています。秋、山で拾ってきたトチの実を乾かして保存し、晴れ日にトチ餅をつく・・・。餅、いまはスーパーに行くと何時でも手に入りますが、昔は年に何回か各家でつくもので、買うという習慣は無かったような。餅つきの杵・臼など道具一式は、田舎の家の必需品だった気がしますが。長崎ではトチ餅はつきませんが、唐芋を薄く輪切りにし湯がいて天日に干して保存、それを使って「かんころ餅」をつきます。
トチ餅、朽木の各家庭に受け継がれた食文化ですね。僕は、あんこまぶしのトチ餅が好きでよ。長崎くんち、朽木のトチ餅・・・その文化を守るのは、お上よりも、町衆の意気込みが・・・・と、フト。
紋付きですが、今流行の着物のリサイクルショップさんと提携して、町で祭り用に揃えたり斡旋したりと・・少しでも負担を減らして、祭り存続の工夫を始めていると・・・聞きましたよ。
※今日の長崎くんちの写真は、京都のプロ友さんからお借りしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▼今日の天気・気温・・花・紅葉・「湖西・朽木・針畑、新緑・花情報」・針畑川・鯖街道・針畑街道・・・などの生活・道路・釣り情報などを毎日発信しています。「朽木小川・気象台より」は、こちらへ
∇Web・フォトギャラリー こちらへ
▼SIGMA DP2s・・・2010・夏の情景P-1 New UP!
★針畑郷へ、「登山・散策、花・風景写真撮影、ルアー・フライ・渓流釣り」に来られる方へ。大津市梅の木からの針畑街道では、「昼間でも、ヘットライトの点灯を!!」・・・対向車とのすれ違いがスムーズです。
シカの食害や地元住民の山離れが背景とのこと。
地元産のトチ餅は幻となり、山の文化も消えていくのでしょうか・・・。
みました・・・僕は食べません~よ。